イタリア・ベネチア旅行記(3)ー旅では仕事を忘れて。。。ー

イタリア

今日は、自粛中にスーパーで買って来た鰻を食べました!
たまには、贅沢してもいいですよね?
早くコロナが収束して旅ができますように!

こんにちは!mottoです!

それでは!ベネチア旅行の続きをどうぞ!

迷路のような市街地を抜けると広い場所に出た。

市街地の水路と街並みの組み合わせの絶妙さにもう少しゆっくり見ていたいという未練はあった。しかし色々と街歩きしたいと思ったのだ。だから市街地を抜けた。

視線の先に海が見えた。水路は海に繋がっていたのだ。海は濃いネイビーブルーでイスタンブールで見た海の色に似ていた。ベネチアとイスタンブールの間にはギリシャのあるバルカン半島が横たわっているけれど、同じ地中海だから似たような色をしているのだろうか?

これまで狭い場所を歩いて来たせいで広大な海に心が救われるような気がした。岸壁の海風の匂いと打ち寄せる波の音は、人々の騒めきの中でも一定のリズムを保ち、僕を爽快な気持ちにさせていて、僕の瞳を自然と閉じさせた。風が気持ちいい。

僕が深呼吸しながら、勿体をつけるようにゆっくりと目蓋を開けると目線の先に観光客の中に船着き場があるのに気がついた。恐らく50人程度乗船できると思われる白い船舶が何艘か停泊していた。観光客らしき人々が何人も乗り込んでいる。何処かに行くのだろうか?

視線を船舶から左の陸側に逸らすと波止場に白い外壁に赤い看板のあるチケット売り場のようなものが見えた。僕はバッグの中から黄色い表紙にイタリアと書かれた地球の歩き方を取り出してベネチアのページを開いた。

どうやらここからいくつかの離島に行けるらしい。しかも日帰りも可能そうだ。僕はいくつかの写真を見ながらブラーノ島という島に行こうと決めた。街の外壁が
赤や黄色などに外壁が塗装されている。
写真映えする島のように思えた。(当時、インスタ映えという言葉は無かった。)
チケット売り場でチケットを買い、船に乗り込んだ。波は穏やかで船は、ほとんど揺れる事は無かった。ブラーノ島までは船で40分ほどで着いた。

ベネチアも良かったがこの島の方が圧倒的に人が少なく落ちついていた。

とにかく太陽と風と青空が心地良かった。僕は島の教会と原色に彩られたカラフルな街並みの写真を撮りながら散策した。
海の色も空気もこの島の方が圧倒的に透んでいた。僕はどこか人気の無い、落ち着ける場所を探した。そして、市街地から外れた場所に小さな堤防を見つけて腰掛けた。その場所で、深呼吸するとこの海のエネルギー全てが僕の体内に充填する様なそんな気がした。ふと仕事の事を思い出していた。今、この仕事を続ける事に後悔はしていないだろうか?
選択肢は色々あるけれど、選べるのはたった一つだ。
決して海が答えてくれる訳では無いが心地よい風と海が脳内の不純物を取り除いていくような気がした。
日本に戻りたくないと思った。(4)に続く

最後までお読み頂き有難うありがとうございます。

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