
こんにちは!ご訪問有難うございます!mottoです!
日本も少しずつ開いている店が増えてきましたね!
最近僕はネットで海外の名所の写真を見てます!
最近見たのはジャイアントコーズウェイ、サヌア、メテオラです。サヌアはイエメンなんですが内戦が激しく入国出来ないようです。早く見に行けたらいいですね〜。
それでは、ボリビアの第4話目をどうぞ!
ホテルからウユニの街に飛び出した僕は、市街地に行くごとに少し騒がしくなってくるのを感じた。どうやら、ボリビアはこの日、水かけ祭りのような日のようで子供たちは水や泡をかけて楽しんでいる。
僕は、タイに住んでいたときにソンクラーンという水掛け祭りをやった経験があるので、参加してみようと思った。ティーシャツは濡れてもあと数枚予備があるはずだ。露天で泡のスプレーを購入してカバンが濡れないよう露天でもらった袋に包んで、さらに携帯、財布など貴重品はポーチに入れてさらに念入りに二重にビニールに包む。子供達は僕が、泡スプレーを買うまでは水をかけるのを遠慮していたが、僕が泡のスプレーを購入すると容赦なく水風船やら泡スプレーで攻撃をしてきた。
僕も泡スプレーで応戦するのだが、僕の泡スプレーは射程距離が短く子供達に近寄る必要があった。しかし、子供達は素早く逃げ回って捕まえられない。1時間ほど格闘したが、僕は結局致命的な攻撃をする事が出来ず、泡スプレーが切れてしまった。
僕はその場に座り込みスプレー缶を振ってもう無いよ、負けたとアピールした。
子供達は攻撃をやめた。その内の1人の子供が僕に近づいてくる。他の子たちはみんな次の獲物を探しに他の場所に移動していた。
「何処から来たの?」と近づいてきた男の子がスペイン語で聞いてきた。少し太っていたがリーダー格らしく先ほどの格闘では子供達を指揮していて僕を取り囲む作戦をしていた。結構、早口のスペイン語だったのでもう少しゆっくり喋ってほしいと伝えてから、僕が、「日本からだよ」と答えると「え?僕はナルトが好きなんだ!」と答えた。
メキシコでもそうだがここでも子供には日本のアニメが流行っているらしい。
それから日本の写真が見たいと言うのでリュックから携帯を取り出して見せる。水濡れを心配したが意外に避け切れていたのか余り濡れたていなかった。東京のビル街と札幌の雪の写真なんかを見せると喜んでくれた。
いつか日本に行きたいらしい。
「日本に行ったら何をみたい?」と聞いたら、「ナルトのフィギュアと駐車場がみたい」と言う。駐車場?
「え?どうして?それは何処でもみれるよね?」と聞くと、「違う。日本の駐車場は機械で自動なんでしょ?」
と言われた。あー。立体駐車場か。
なるほど。あんなのが見たいんだと思った。僕が、「いつか日本に来てよ。」と言うと苦笑いするように少年は、「お金ないから無理だ」と真剣な表情で言った。その目線の鋭さに僕は、なんと返していいか分からなくて言葉に詰まり、目線を逸らした。
相当無神経な質問だったかもしれない。
その場がなんとなく静かになって僕は、咄嗟に「勉強頑張ればいけるよ。」とまた無神経な事を口走ってしまった。
少年は、ただ首を傾げて微笑みながら、真っ直ぐ僕をみていた。そんなの無理だよと無言で言っているように思えた。
その口調や目線から本気で日本に行きたいのだと感じた。
別れ際に僕は彼に桃味のキットカットをあげた。少年が去っていくと僕は、実際ボリビアの少年が日本に行ける可能性ってどのくらいなのだろうか?と考えていた。
ボリビアに進出している日系企業はあまり無さそうだ。普通に働いていては地球の裏側の日本は、高額で無理なのかもしれない。会社に勤めるなら研修とかだろうか?あるいはサッカーなどのスポーツ選手、歌い手などで有名になるか。自分で事業を興して成功するか。
どちらにしろ道はかなり厳しそうだ。
僕は、なんとなく大学まで出れて何となく就職してそれほど苦労せずに旅をしている。
僕は、旅行会社で明日の予約をしてからレストランに入り僕は予約を近くのレストランに入りピケマチョというボリビア料理をオーダーした。
ピケマチョは、ポテトフライの上にトマトベースのソースの中にウィンナーや玉ねぎといった野菜がごちゃ混ぜにされたものが乗っているような料理だった。地元の料理を食べようと思いオーダーしたのだが、僕は、あまりトマトベースのものが苦手で頼んだ事を後悔していた。
半分程食べたが、半分は残してしまった。
或いは少年との会話が僕には心に残ってしまって心がそこに無かったのかもしれない。
最後までお読み頂き有難うございました。
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