メキシコ・サカテカス 旅行記(5)ー世界は舞台、この世は皆役者ー

メキシコ

ご訪問有難うございます!
貴方に読んで頂けるから今日も僕は書く事が出来ます。ありがとう。

段々と暑くなって来ましたね、、でも雨が降ると寒いし、、、、

こんにちは、mottoです!

what’s upは30分ぐらい既読にならなかった。既に1時間は待ち合わせから過ぎていた。メキシコの人達は基本的に待ち合わせ時間には遅れてくるのだが、連絡ぐらいしてくる。少し、不安になった。電話でもしようか。。。そう思ったら彼女からwhat’s upの返信がきた。どうやら仕事が忙しくなり来れないとの事だ。ごめんなさいという謝罪の絵文字とメールの最後には、日本で頑張ってね。と付け加えられている。
本当に、仕事なのか僕には判断がつかなかった。僕は、途方にくれた。
先ほどまでウェイターに相手が来るまでオーダーをしないと言ってしまっている。
今更、相手が来なかったとは言いづらい。
かと言って1人でここで食べるのもなんだかきまりが悪かった。仕方なく、ウェイターを呼び、申し訳ないが、相手の都合で場所を変える事になったと嘘をついてナチョスの料金と少し高めの1000円程のチップを払い店を出た。

レストランを出て、あても無く歩いていていくと、人通りの少ない場所に出た。

 

そこには、更に下に降りて行く階段があった。僕はそこで座った。座り込んで見つめた路傍に小石があってそれを拾い、おもむろに階段下へと投げた。小石は勢いよく階段を転がっていく。

 

それをボーッと見ていたらふと、隣に物売りの少年が、寄って来ていた。

少年は首から紐を吊るし腰あたりの段ボールを吊り下げていて、その中には、詰め込んだお菓子があり、買わないか?
と聞いてきた。No gracious と断ったのだが、構わず売り込んでくる。

 

多分、10歳前後だろうか?仕方ないのでポケットから財布を取り出して100ペソ(約560円)を取り出した。適当にチョコやマシュマロを選ぶ。

お釣りをもらおうとすると、100ペソだとお釣りの手持ちがないと言う。仕方なしにもう少しチョコを買い足したが、そんなにお菓子ばかりいらない。

 

仕方なく、お釣りはチップで君にあげると伝えた。
少年は、graciousとお礼を言ってぎこちなくはにかんだ。お礼を言った後、おもむろに少年が、happy?と聞いてきた。

 

僕は、戸惑ってしまった。これまでスペイン語でやりとりしていたのでいきなり英語で聞かれたからだ。

僕は、少年にhappyというのは、スペイン語のfeliz(幸せ)と同じ意味か?と尋ねた。
少年は頷いた。そのつぶらな茶色の瞳にはサカテカス の街灯の光が映りこんでいた。

そしてその純粋そうな瞳が真っ直ぐにこちらを向いている。
少年は無理やり僕にお菓子を買わせた事を罪に思ってhappy?と聞いて来たのだろうか?
それとも僕が悲しげな顔でもしていたのだろうか?

僕は、少年に、幸せだよと答えたら笑ってくれた。僕はチップの代わりに君の写真を撮っていいか?と聞いたら彼は照れ臭そうにぎこちなくポーズを決めた。

 

僕はなるべく映えるように彼の写真を撮った。写真を撮り終えると彼はアスタルエゴ(また、会いましょう)と言ってまた他の客を探しに行ってしまった。

少年が去って行った後、取り残された僕は、家に帰ろうと思ったが、ふと昼に登ったブッファの丘に行ってみようと思いついた。

 

日本人の間では、夜のブッファの丘はマフィアの抗争がたまにあるとの事で、近づかない方がいいと言われていた。
でも、僕は来週日本に帰る。
最後に行こうと決めてエクストレイルのある駐車場に向かった。

 

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